jozkado’s diary

オナ禁を実践しながら『オナ禁論』執筆をする院生の業務報告。執筆のためのメモなど。

8日目――手を動かし始めよ

6:20起床


5時前に目が覚めたが、7時間睡眠の確保を試しているので、もう一眠りすることにした。


ただ、実際のところ二度寝での7時間睡眠だと、目覚めはあまり良くないのが体感である。

5時前後で目が覚めてしまうようなら、ボーナスタイムと捉えて起きて、その分夜少し早く寝るように調整しようかと思う。

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今日も午前中はカフェで『言説の領界』を読み切り、『フーコー思考集成』とハッキングの『知の歴史学』を読んだ。

「言説」「知(知識)」「権力」といった概念がどう使われているか、何との対立なのか、などが少しずつ見えてきた気がする。

フーコーの中でも、知と権力の関係という問題は強調点を少しずつ変えているようだ。

それを意識した上で、「どのタイミングでのフーコーの概念・方法を借りるのか」を自分の分析では明示する必要があるだろうなと思っている。

それは、バーガー&ルックマンとフーコーの理論を組み合わせたというSKADを批判的に読解する際にも重要になるのではないか、と思う。

SKADの検討に本格的に入れるのは来週になりそうなので、今週はとにかくフーコーに集中したい。

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理論面が独り歩きしていてはまずいので、資料探しも行うことにした。

ネット上の情報の中で、「オナ禁」がどのように語られているかの大まかな見取り図を示すことが、修論の第1章になりそうである。


なぜネット上の情報なのかというと、雑誌情報もあるにはある(数点は確認できている)のだが、そこにしかない論点か、と言われると微妙だからである。


今日調べてみて改めて気づいたのが、女性の「オナ禁」も、男性と比べると圧倒的に少ないが、一定数あるということだ。


とはいえ、そこで語られている「効果」は、男性のそれとはかなり異なる。少し眺めた程度でもその違いが見えてきそうである。


あとは、多様に語られている「効果」をどう分類するかが問題になるだろうと思う。

日数(期間)×報告されている「効果」の表を作成して大まかな分布を見るのが、目下の作業になるだろうか。


7月半ばの進捗相談までに、第1章で扱う資料のまとめと、本論で使用する資料の分析方法を確立させていきたい。


自分にとって「オナ禁」が、程よく距離をとって見ることの出来る対象なのではないか?と最近思うようになってきた。この「程よい距離」という話については、また後日書いてみたい。