jozkado’s diary

オナ禁を実践しながら『オナ禁論』執筆をする院生の業務報告。執筆のためのメモなど。

14→0日 沼は避けたい

久々に、2週間続いた。

 

しかし、今日は睡眠不足というほどでもないのに日中激烈に眠く、また、日を追うごとに妄想に頭の中を持っていかれる時間が増えてきていて、良くない状態になっていた。

 

眠気や妄想に支配されていなければ、何も文句ないのだが…。

 

ということで、日中にリセットをすることにした。

せっかくなら続けたかったが、残念。

 

ただ、リセットを経ると、重かった頭は軽くなり、眠気も飛んで夕方以降はふさぎ込むことなく文献を読むことができた。

 

久々に長めの禁欲だったから、体が今の状態を拒否していたのかもしれない。性的快楽をくれ!!みたいな。そういう性的渇望の状態がそもそも異常なのでは、と思うのだが。

 

一旦途切れてしまったので、再スタートになる。

 

今月は論文を書き進めたり、修論で扱った素材のさらなる探究に時間をかけたりしたいので、立ち止まりたくはない。

とにかく、再び沼にはまってしまうことだけは避けようと思う。

 

明日からまず3日間、特に気を付けて丁寧に生活しよう。

9日目 沼からの抜け出し方

先月は第2~3週本当にキツかった。


調子が悪くなるのも分かっていて、それでも強迫的に繰り返してしまうのは、なかなか抜け出せるものではなかった。


思いきって改善したのは以下の通り。

1. 原則として毎日、脚の筋トレだけは続ける(座っていることが多いので、脚をきちんと疲労させて眠りの質を上げる狙い)

2. 寝る直前はスマホYouTubeで数曲聴いて寝る
(今までは考えられなかったが、次の行動と結びつけるため)

3. そのまま目覚まし用にスマホを枕元に置いて寝る
(イヤホンも傍らに。次の行動とつなげる)

4. 朝の目覚ましを止めると同時に、AviciiのWake me upを聴きながらプランク
(たとえ朝勃ちなどがあっても、手が塞がっている間に収まる。Aメロサビまでで十分)

5. Wake me upの残りを聴きながら身支度をして出発→カフェで朝活からスタート

という流れだ。


問題となるのは日中あるいは夜の帰宅後だけだが、これまでの経験上、自分にとって危険度が高いのは圧倒的に起床後だ(おそらく98%くらい)。

そこで布団の中でモゾモゾせずに出られるようになれば、ほとんど勝ちなのだ。


2月も重要なイベントがあるので、沼にはまっている余裕はもうない。


研究の進捗も少しずつ戻ってきているので、これまでの振り返りやまとめなどもしていきたい。

2日目 新年が

ぬるっと始まってしまっている。


年末年始は帰省をしており、さほど意識せずともオナ禁はできていたが、些細なことが引き金となって新年早々にリセットをかましてしまったり、帰省を終えるとずるずるとオナ禁が続かなくなったりしていた。


一日の中で集中力を十分に保って研究に取り組む時間が明らかに減ってしまっていて、同じ本をいつまでも読み終わらず停滞していた。

これではいけない。


やるべきことは自分で探し出して自分に課さないとダラダラと過ごしてしまうので、短~中期的なプランを最優先で考え直した。



さっそく今日の夕方は予定外に塾講が入ったりなどしたが、頭を切り替えて動けたので帰ってよかったのでは、と思う。


しばらくまた日記を続けよう…

2日目 めまい

8:30起床


今日から飛び入りで参加することにしたゼミに、危うく遅刻するところだった。

目覚めてすぐzoomを起動するというだらしなさ。


朝が寒いとはいえ、今から3ヶ月くらいの間はちょっと頑張らねば。

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夕方に、左足の親指と人差し指付近が痛いというか、違和感を感じた。


なんだろう、血の巡りが悪くでもなったかな、と思って少し歩いたが、その後みるみるうちにめまいがして立っていられず、机に突っ伏した。


それでも頭が回るようで意識が遠のき、辛くてしょうがなかったので、(図書館にいたが)ラウンジの広い椅子に横になった。

しばらくするとめまいは収まった。


しかし、原因がわからず突然のことだったので、心配になった。血管の詰まりだろうか。明日病院に行こうと思う。


本当は明日から『精神疾患言説の歴史社会学』を本腰入れて読もうと思っていたが、病院に行ったり、再開した個別指導の準備があったりで、明日開始することは難しそうである。


仕方ない。今読んでいる文献をきちんとひと段落つけてからだ。

1日目 再開することにした

6:30起床


修論を提出してからというもの、オナ禁実践者の視点で見たら「ヤバい」日々を送っていた。


そんななか、昨日日付計算をしてみると、ちょうど100日後が年度末(3月31日)であるということがわかったので、そこまでを1つの目標に頑張ってみたいと思い、再開することにした。


それまでの間に、提出すべきものの作成や面接試験、論文投稿の検討や翻訳プロジェクトなど、優先順位を考えながら力を注ぎたいものがある。


時間と集中力を、今まで続けられていた時のように大事にしたいというのが一つの理由だが、



もう一つは、この二週間の堕落した生活で、食生活も(今まで全く食べずに済んでいた甘いものが我慢できなくなるなど)崩れ、明らかに胃腸の状態が悪くなり(便のサイクルが乱れた)、肌のでき物がどっと増えたからだ。また、寒さのせいか筋トレ→フロという夜の流れを作るのが億劫になったのも生活の乱れに大きく関わっている。


生活を整えていくきっかけにオナ禁を用いるのは有効だということはこの一年半でよくわかったので、肌の調子が元に戻り、就寝-起床のリズムや筋トレ習慣などが安定できてパフォーマンスが高まるまでは、しばらくオナ禁を課すことにしよう。


あとは、不純な動機だが、「オナ禁研究」をやってるのにオナ禁を全然続けられてない、というのはなんだか格好がつかない(ちゃんと続いてもいないのにあれこれ論じてるんじゃねえ、的な)と思うので(笑)。


修論の振り返り(改めて発見を言語化し直したり、課題点や問題の広がりを把握したり)と、年明け2月の論文投稿目指して、始めよう。

7日目--やることいっぱい

8:00起床

ぐっすりと寝た。ひと区切りのあとなのでゆったりとしたスタートである。


先月末に出版され、読みたいと思っていた『エビデンス社会学』に手をつけ始めた。われわれが科学の相対主義とどのように折り合いをつけているのか、構築主義、社会構成主義などの学説史を細かく追っているので、理解の浅い自分にとってとても助かる。


1週間くらいでまず一気読みしてしまいたい感じだ。


また、3月にすでにメンバーに入れられていながら、修論に全てを注いでいたため全く進んでいなかった翻訳作業に着手した。

こちらは初めての作業なので完成度のイメージなどが湧きにくいが、先輩や教授と共同なので、まず手早く叩きを作って指導を仰ぐのが良さそうだ。

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修論本体は昨日で提出だったが、実はまだ完了ではない。1ヶ月後に要約を出さなければならないのだ。


これがかなり重要らしく、本体の代わりに読まれて審査の対象になることもあるという(本体読んでよ…と思わなくもないが、あのボリュームを何人も短期間で読む、というのは、たとえ内容が面白くても苦行だろう)。


なので、これから1ヶ月の間のメインはこの要約であることは間違いない。


ただ、金曜日まではいったん修論のことは寝かしておこうと思う。時間が空けば、より客観的に論文を読み直すことができるかもしれない。



ということで、明日、明後日はその他の重要作業にもりもり取り組んでいく。

6日目――始めるための終わり

6:20起床

 

早いもので、今日が修士論文の提出日だった。

 

11月の後半から12月入るくらいまでの間は、個人的にきつかった。着地点の見えない執筆作業でストレスもあったのか、オナ禁どころではないくらいに泥沼にはまってしまったことも度々あった。

 

(ちょうど1週間ほど前に、ここ1年で一番泥沼にはまってしまい、本当になにもしなかった日があったことは内緒)

 

しかし、何としてもやりきろうとスイッチを入れ直し、書ききった。

 

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読み応えのある文章は、一通り読んだ後、もう一度序文に戻ったときに、そこにある言葉が違って見えてくるものであるように思う。

 

修士論文を書き上げる中で、何度も立ち戻った本がいくつかある。

 

それらはどれも、以前読んだ時とは違った光を放っていた。読めば読むほど深みを感じるような。

 

自分が書き上げたものが、読後にそのような深みを増して迫ってくる類であるとはとても思えない。そんな仕上がりになるまでには時間と力が足りなかった。

 

オナ禁論』というにはまだまだ組み立てたり取材したりしなければならないことが山ほどあると思う。(オナ禁界隈でよく耳にするような「スーパーサイヤ人効果」というものさえ、そもそもなぜ「スーパーサイヤ人」と結びつくのか、いつから結びつくようになったのか、など、分からないことだらけだ。)

 

ただ、1年間でここまでいけるのか、という手ごたえは感じられた。

 

オナ禁」という言葉で理解されている、現代日本の性的禁欲。

 

この行為の広がりや、この行為を意味づける様々な論理を垣間見ることは、自分の研究で出来たのではないか。

 

また、「効果」が2000年代半ば頃から2010年代前半にかけて構築されてゆく過程などは、丁寧に組み立てて議論できたと自負している。

 

これから先は、2010年代になって電子掲示板の外へと広がってゆく「オナ禁」が男性にとっての「モテ」という関心に集中してゆくようになる言説の力や、そのような「オナ禁」の語りにおいて、「モテ」をゴールにすることができる前提的な認識などにも目を向けていってもよいかもしれない。

 

 

ひとまず、書いた。当然ながら完成ではないが、研究者としてのスタートを切ることになったのかもしれない。