jozkado’s diary

オナ禁を実践しながら『オナ禁論』執筆をする院生の業務報告。執筆のためのメモなど。

35日目――新習慣4日目

6:45起床

夜中に目覚める回数が1回に減った(1時前くらいに目が覚めた)。筋トレの強度を上げたのが良かったのかもしれない。

睡眠をしっかりとるようになったので、午前中の頭のクリアーさが今までとだいぶ違うように感じる。オナ禁で生活リズムを整え、さらに睡眠をしっかりとることで、パフォーマンスはかなり高められ、安定するのだと実感する。

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今日で英語論文は通算で20本読了した。これだけ読めば、ある程度問題関心は絞れてくる。

100本を超えていた文献リストも、少し絞ったり優先順位を考えたりすることができそうだ。

また、今週の残りの期間と来週にかけて、研究を進める助けとなる理論的な枠組みや、分析・解釈の枠組みに関する論文と文献を読んでいく。

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ということで今日の午後から、イアン・ハッキング(Ian Hacking)の論文"Making up people"を読み始めた。

タイトルを日本語で表すなら、「人々を作りあげる」だろうか。彼の文献の中には、Rewriting the Soul(邦訳『記憶を書きかえる』)のように動詞ingで始まるものが他にもある。

この論文のねらいを大まかに示すと、「ある特徴を示す人の集団を表す新しいカテゴリーが作られるとき、そこに含まれる人がどうふるまい、どのように自分のあり方を作りあげていくか」という点の理解である。

オナ禁関連の海外の論文(海外なので「オナ禁」ではなく”NoFap”関連)を読んでいる中で引用されていた文献だったのだが、自分の研究にとっても有効な材料になると考えている。

というのも、資料を読んでいる中で、「オナ禁」の意義やその「効果」の語り方に一定の傾向があり、その根底に「オナ禁を実践している自分」や「オナ禁に取り組む人たち」の示し方が想定されているのではないか、と考えたからだ。

オナ禁」の実践について語る人が参照する知の経路と、その経路を利用するそれぞれの人の自己のあり方まで探っていくことで、「オナ禁」から現代の日本人若年男性の性とアイデンティティの揺らぎを明らかにする。

それを考える手がかりとして、ハッキングのこの論文をじっくり読みこみたい。

と、言いながら初日でいきなり読むのに苦労した箇所があったが、それは追々書ければと思う。

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明日、明後日は個別指導もありいつもより時間は少ない。パフォーマンスを日々高めていこう。