jozkado’s diary

オナ禁を実践しながら『オナ禁論』執筆をする院生の業務報告。執筆のためのメモなど。

3日目――ひとまずの見通し

6:20起床


夜中に途中で起きたりすることなく、熟睡できた。こういう朝の迎え方が良い。

昨晩、寝る直前にTwitterを眺めながら歯磨きをしていたが、たまたま流れてきたセクシーな投稿画像だけで猛烈に頭がクラクラした。

本当にまずいと思い、スマホを見るのはやめて本を読むことにした。


冷静かつ適切な判断だったと思う。しかし、頭がクラクラするほどだったのは正直恐ろしかった。

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午前中は大半を『オルレアンのうわさ』を読むのに使った。


とてもおもしろい。


オルレアンという地方都市で過熱したうわさを要素で分解し、その現代的な出現の仕方を、都市にある洋服屋の試着室、注射、ユダヤ人、地方都市と(パリという)中心都市などへの意味づけから描いている。

こういうところまで解釈するのか…という参考になった一方で、「なぜその軸での解釈になるのか」ということについての理論的な枠組みの説明などはよく分からなかった。


おそらく、データから汲み上げた分析軸なのだろうとは思う。ただ、それだけだと「よく調べられた社会学ルポルタージュ」と大差なくなってしまわないか?と不安になる。


そうはいっても、社会学的研究として優れた分析の例なのだとは思うので、その部分は吸収したい。

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午後も盛り沢山で、イェーガーのKDA、フーコーの『肉の告白』を読んだ後、オナ禁の語りの分類を行った。


昨日は「女性のオナ禁」という括りで分類を検討したが、いくつか要素のまとまりで考えていくと、性別で分けること自体にあまり大きな意味はないように思えてきた(「効果」の性差は修論で問題にしない)。


むしろ、「ゲーム、実験目的としてのオナ禁」「プラクティカルな目的としてのオナ禁」「「人生を変える」目的としてのオナ禁」という大きな分類を考えるほうが、論じやすそうである。

その中で、女性の語りに多いものはそこで説明を入れればよい。



教授との相談会まであと10日ほどあるので、そこまでに、上の分類を叩き台としながら第1章を書き上げ、先月書き進めた旧1,2章と合わせて再構成したい。