jozkado’s diary

オナ禁を実践しながら『オナ禁論』執筆をする院生の業務報告。執筆のためのメモなど。

5日目――再走と、『オナ禁論』へ本格始動

新年のあいさつもとうに過ぎてしまい、気づけば3月も後半である。

 

言い訳:

  • 1~2月半ばまで、実習と個別指導に追われていた。
  • といいつつも、これまで簡単な報告でも出来ていたわけだが、オナ禁が全く継続できず、報告できるほどに(日数的な意味での)成果がなかった。
  • とにかく気持ちが億劫になってしまう日が続いていた。

といった感じだ。気が塞ぎがちで動けていなかったのは、どうも過度なリセットによるように思えてくる。現にこうして報告を書こうという気に慣れているのはある程度の期間継続できているときだし。

 

報告とオナ禁は、自分にとって車の両輪なのだろうと思う。続けていきたい。

 

さて、3月も後半に入ったということで、修士論文完成まで残り8か月半ということになった。かなり危機感を持ち始めたこともあり、2月の後半から関連論文を急ピッチで読み出している。

 

というか、集中力が1月期よりもはるかに高まっているので、過去の自分なら半年は優にかかっていた論文の読み込みがこの1か月で進んだ。

 

オナ禁の効果もあるのだろうが、

  • 修論執筆・完成までのある程度具体的なスケジュール感を把握し、「いつまでに何本程度論文を読んでおく必要があるか」「いつまでに何割完成まで持っていくべきか」などを決めたこと
  • 完全に春休みとなって一日のスケジュールの多くをルーティーン化できたこと
  • 「ドイツ語1.5時間+論文を読む&レビュー2時間」を1ラウンドとして、「昼食までに2ラウンド、どんなに寝坊したり調子が悪くても1日のうちに2ラウンドいければOK」というルールを決めたこと
  • 1日のスケジュールが固定化してきたため、「論文を読める時間もドイツ語を勉強できる時間も限られている」という認識になり、限られた時間で多くのことを取り組もうとする姿勢になっていったこと
  • 筋トレを再開したこと
  • 1日3食、ほぼ決まった時間に食べ、間食を一切しなくなったこと

などが軌道に乗ってきたため、無理なくスケジュールを調整したりこなしたりできるようになったのもその理由だろうと考えている。書き出してみれば当たり前なことも多いのだが。

 

今までは、「オナ禁を扱った邦語文献や論文が探せない…」とウダウダしていたが、海外では"NoFap"関連で近年非常に多くの論文が出ている。特にニュージーランドや英国、ドイツなどだ。「オナ禁」と関連している内容も多いので、どのような切り口で研究がなされているか、何が明らかになっているか等を知るには十分な情報が集まってきた。今まで英語文献だからと敬遠していたのを後悔。

加えて、思いのほかフーコー的言説分析の手法や構築主義的立場での分析が多いことも参考になる。参照されている知の体系や共有されているイデオロギーを描き出そうとしている点は自分の修論の書き方にそのまま生かせそう。

一方で、必ずしも「オナ禁」言説と"NoFap"言説が一致しないというのが、海外文献の読解と資料の分析を進めていく過程で感じてきたことだ。まだ直感的だが、前者のほうがよりポジティヴというか、自己啓発の色が強いような…。明白なミソジニーの表明が現状は見られない。

ただし、これは分析の対象としている資料の性質がまるっきり異なるためなのではないか、とも思っている。両者を比較することが修論のテーマではないのでこの点に深入りはしないつもりだが、書き残しておこうとは思う。

 

まとまりなく長々と書いたが、この1か月弱での進捗を簡単に触れた。正直、自分のパフォーマンスの劇的な向上に驚いている。論文を読むことも資料を整理していくこともかなり楽しくなってきたので、早めに本文のアウトラインにも着手したいところだ。