2日目――やることがまた増える
6:00起床
目覚ましで起こされた。まだバッチリの目覚めには戻っていない。
今日はゼミも個別指導もない、貴重な完全フリー日なので、引き続き『知の考古学』を精力的に読み進め、先週ガッツリ読んだ『現実の社会的構成』のおさらいをした。
オナ禁の実践を支える論理にある「専門知」と「経験知」という枠組みを、もう少し他の概念と合わせて精緻にしていく必要がありそうだと考えている。
そのときに役立つだろうと考えているのが、バーガーとルックマンが述べている「身体」や「習慣化と制度化」の議論だ。
かなり彼らの理論に拠るところが大きいので、フーコーの言説分析を打ち出す重みが少なくなるのでは?とちょっと思ったりする。
また、バーガー&ルックマンの知識社会学とフーコーの言説分析を組み合わせたSKADと呼ばれるものもあるのだが、その方法についてはまだきちんとフォローできていない。
この方法を扱った日本語の論文もまだ限られているので、そこに当たってみるところから始めている。
そのうえで、SKADなのか、批判的言説分析(CAD)なのか、それともどちらでもないのか、決めていく必要がある。
フーコーの『知の考古学』はもうすぐ通読できるが、やるべきことはどっと増えた感じである。
ただ、読むべき文献が絞られ、また定まってきているのは、進んでいる証拠だと思う。方法論へのこだわりもきちんと詰めていきたいところだ。