3・4日目――気づいたら遠くまで来ていた
(3日目)
5:20起床
今朝は目覚ましで起こされた。昨日と同じく天気が非常に良い。
けど、さすがに日光浴+筋トレみたいな時間の使い方はできないので、夕方までずっと図書館にこもり、今日報告の修論をギリギリまで書いた。
そして緊張の発表ーーー。
結論としては、問題設定の仕方が性急すぎる、ということではないか、と思う。
「問題経験」としてのオナニーという設定や、これまでのオナニーの社会学研究から有効そうな概念を引っ張ってくることで、自分が避けたいと思っている議論を含めてしまうことを気をつけなければならない、というのが今後進めていく上での要注意事項だった。
よって、構成や拠り所としたい理論はまた修正が必要そうで、
これからの1ヶ月半程度は、「オナ禁」という用語の意味の広がりを(男性のオナ禁に限らず)サーチして、そのうえで「なぜ男性のオナ禁なのか?」を明確にする作業になりそうである。
それが第1章、「問題の所在」にあたるのだということだ。
必要な分析枠組みは、知識社会学のバーガー&ルックマンがベースになりそうで、言説分析を手法として選択するという方針なのだが、これらを組み合わせた最近の研究プログラムとしてSKADという方法がある。これを選択するか同化の判断が、第2章と第3章に関わってくるだろう。
本文を書く作業からは一旦少し離れるが、やるべき事は満載である。
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(4日目)
5:20起床
途中2時頃に寝汗で目が覚めたが、着替えて水を飲んだらすぐに寝つけた。
昨日は発表と盛大なコメントをうけ、慣れない疲れがドッと来た感じがした。
発表後に先生以外で2,3人からコメントがあるのが標準的なのだが、自分の発表では6人からコメントがあり、一つ一つが重要な指摘だった。本当にありがたい限りである。
今日はそのコメントを踏まえて、今後の工程を組み直す時間をとり、『現実の社会的構成』の残りを読み進める一日だった。
(午前中は天気が非常に良かったので、自分へのご褒美として、日光浴をガッツリした。その後筋トレ→シャワーとさっぱりした。)
修論もそうだが、「気づいたらずいぶん遠くまで来たな」と感じることがある。
筋トレの際に、今まで「まだ出来ないだろうな」と避けていた、強度のより高い腕立てメニューを取り組んだのだが、
アーチャープッシュアップ(やり方がやや特殊な腕立て伏せ)がすんなりと出来るようになっていたのだ。
去年、筋トレに励んでいた頃にも何度か試みていたのだが、筋肉というより関節に痛みがきてうまくやれなかった。
それが、今では力がついてきたのだろうか、変な痛みを起こすことなく、行うことができた。
業務日誌、オナ禁(途中2回リセットしてしまっているが)とともに、休む日もありながらも継続できているのが、この筋トレだった。
その筋トレも少しずつ成長しているのが実感でき、とても嬉しかった。
「必死に取り組み続けて、気づいたら想像もつかなかったくらい遠くまで来ていた」というのは、自分にとても自信を与えてくれるし、これから先の自分の頑張りを後押しもしてくれるパワーワードになっている。
『オナ禁論』も、オナ禁も、もっともっと、今まででは有り得なかったことを巻き起こしていきたい。そんな気持ちになった。
日数的には再スタートしてまだまだである。完成度の高いオナ禁は継続してみる。