jozkado’s diary

オナ禁を実践しながら『オナ禁論』執筆をする院生の業務報告。執筆のためのメモなど。

79⇒0日目――ここまでの「効果」報告と第2ステージの宣言

いつもと異なる更新時間なのは、タイトルの通り、内容が普段と大きく異なるためである。

 

4時15分起床

 

ついに、リセットしてしまった。

 

昨晩はなんだかんだで1時半ごろに寝たので、当然睡眠不足なはずなのだが、目覚めていたときには両手が激しく動いていた。

理性などほとんど働くことなく、リセットに至ったという感じだった。

 

タイマーの記録にして、78日と7時間。

 

 出た瞬間は「あぁ、執筆完了までもたなかったか」という喪失感を少し抱いた。

 

だが、その後シャワーを浴びて朝の支度をしながら考えてみると、単なる喪失感では終わらない高揚感のようなものが湧いてきた。

 

オナ禁は案外、良いものかもしれない、と。

 

人生史上未踏のオナ禁期間の後のリセットで、気づいたこともあるので、これまでの振り返りを含め記録しておきたい。

 

振り返り:「効果」は本当にあったか

 この手のブログや記事の最大の関心は、この「効果」に集約するのではないかと思う。

自分は、この「効果」の語られ方それ自体を研究の対象にしているので、このブログで取り立てて効果を記すことはあまりしなかった。

むしろ、読み手にとっては面白みに欠ける業務日誌的なものが大半だった。

 

しかし、それは「効果」らしきものがなかった、ということでは決してない。

 

特にポジティブな点から、自分が実感できた度合いの強い順に、まとめていこうと思う。日数はあくまでも「それぐらいのタイミングで最初に実感できた」という目安と考えてもらえればと思う。また、早期に実感できる「効果」はその後の期間でも継続的に感じられることが多かった。

 

【0~10日目】

・生活習慣の改善

これがおそらく、この78日間の中で最も大きかった。具体的には、早起きが苦でなくなり、23時睡眠の生活スタイルに変えていくことができるようになったこと、菓子のような間食を一切しなくなったこと、自宅で筋トレをできたこと、朝活や夜の追い込み勉強を実施できるようになったこと、などがある。

そしてこれらの取り組みを「これまでの習慣」を変えたり、あるいはそれに付け加える形で継続的に行えたことである。

 

・肌がきれいになる

上記の生活習慣の改善によるところも大きいだろうが、肌の、特に顔の肌がすべすべになった。また、ニキビや角栓も日に日によくなっていく。ただし、これはリセットしなくても、エロ要素に触れたりすることで1~2日間感じられなくなる。

実際、リセットした今朝は顔の手ざわりが異なっていて、べたつき・ざらつきが気になる。それに、口元と鼻の近くにニキビができた。睡眠不足等も関係しているのだろうが。

 

【11~45日】

・自分のパフォーマンスの改善に強く意識的になった

衝動的なムラムラが強い時期でもあったが、朝から夕食まで、頭がクリアな状態で論文を読めた、という経験はとくにこの期間に一番強く感じられた。実際、今までであれば半年以上はかかっていたであろう量の英語論文をこの期間に怒涛の勢いで読み進めていた。

そうした勢いを生んでいたのが、パフォーマンスを改善するための様々な試みだったと思う。23時就寝を基本としたり、夜追い込みを追加し、朝活を研究室同期と行うようになったのもこの時期である。「一日の中でもっとできることはないか」と過ごしていた。「工夫」という言葉が自分の日誌によく出てきたように思う。

 

・薄毛の改善傾向を指摘された

3か月ぶりくらいに会った父親にこのように指摘された。遠慮なしにものを言う関係性の人からの客観的な意見としてはかなり嬉しかったのを覚えている。「なんか治療したの?」と聞かれて「オナ禁をしてる」とは答えなかったが。

 

【46~78日】

・勘が鋭くなった、と感じる出来事があった(56日目)

高熱を出して2日ほどダウンした後の事だった。相談のLINEが男友達からあったのだが、その数日前に、彼とも知り合いである女友達から唐突に連絡が来ていた。この二人、何かあるな、という勘が働き、LINEの返信の第一投で単刀直入に尋ねると、まさにその女友達の件であった。

彼には少し気味悪がられた。

いやいや、勘がピンポイントで働きすぎて気味が悪いのはこっちのほうなんだ。

 

・体臭が変化した、と感じる(57日目)

使っている洗剤や柔軟剤とは違う、文字通りまとっているような甘い匂いに気づいた。気のせいか、と思ったが、その後も同様の匂いを感じることがあったので、体臭の変化だったのではないか。

 

・軽い躁(?)状態になった(59日目)

いわゆる「スーパーサイヤ人効果」だったのかもしれない。走り出したくなるような高揚感が内から湧いてきて、マスクの下では口角が上がって収まらない、そんな状態だった。

残念ながらこの状態になったのがその日の夕方で、筋トレにその高揚感を全てぶつけたら翌日には完全に収まってしまった。もう少し長く感じてみたかったな。

 

・女性からの反応が変化した、と感じる出来事があった

おそらく、実践者の関心の多くを占めるのはこの項目だろう。

現在の生活は、女性との接点など皆無なので、オナ禁「効果」でよくフォーカスされる、いわゆる「モテ効果」なるものは望むべくもないな、と思っていた。

しかし、日記に明確に記すことはほとんどなかったが、このような効果を感じることはあった。以下、これではないか?と感じた事例を3つ載せておく。

①毎週決まった曜日に個別指導のバイトに入っていて、だいたい毎週同じ曜日に入っている女性の先生(やや年下。大学生)がいるのだが、彼女からの反応?というか目?が変わった。

今までは、事務的な連絡すら(というか事務的な連絡でしか先生間でコミュニケーションをとることはほぼないのだが)も目を合わせて話してくれなかったのが、話すときはもちろん、すれ違うたびにこちらをジッと見てくるようになった。なんというか、こちらがむず痒くさせられるような視線である。

②何度か担当することはあってもあまり話をしようとしなかった女の子の生徒が、自分が彼女の授業を担当していなくても、休み時間のたびにやってきて話をするようになった。

あまりコミュニケーションを取りたがらない内気な子なのかな、と思っていたが、最近はこちらが「ハイハイ」といなしていても何かと話しかけてくる感じになった。

③また、兄の結婚式に出席した時の事。時勢的に集合写真のタイミングしかマスクを外せない、という結婚披露宴だったが、その写真撮影後、「え、新郎の弟めっちゃかっこよくない?」という声が背後からした。もちろん、この項目に書いているので女性の声である。

そこで振り返って声の主を探すのはあまりに野暮だと思ったので、内心嬉しかったがその場を去った。ただ、以前から、初対面の人にイケメンだとか顔が整っているとかを言われることはあったので、社交辞令の類だったのかもしれない。

披露宴後に女性から声がかかったりなどのより客観的な結果があれば、「効果」として明記できたのだろうが、残念ながらそこには至らなかった。

 

という具合である。①は正直思い込みな感も否めないので何とも言えない。②は「効果」として分かりやすいかもしれないが、まだ女の子なので、これ以上の”進展”があってしまうと犯罪になりかねない。注意したい。

総じて、「効果」と感じられるものはなくはないが、劇的ではなかった、というところだろうか。

③は一回限りの出来事だが、①と②に関しては今後も引き続き検証することができるので、より客観的かつ劇的な結果が見られた際には、記しておこうと思う。

 

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ということで、「効果」と思しきものを取り上げてみた。客観的なものがあると楽しいのだが、思ったほどはなかったようだ。

そういう意味では、「効果」は本当にあったかどうか、という問いには、今回の挑戦では「あったとも思えるし、気のせいかもしれない」としか答えられない。

ただ、自分が前向きな気持ちで過ごせる要素は多いので、リセット続きで沼のような状態に戻ろうとは思わない。

勘の鋭さは置いておいて、それ以外の「効果」はもっと体験してみたい、と思った。

 

今後について:実践を洗練させ、『オナ禁論』へ

さて、振り返りが長くなった。

比較的長期の、自分の人生においては経験したことのない長さのオナ禁からのリセット。

それを経たいま、確かにいつもより眠い(睡眠時間が3時間もないのも間違いなく関係している)が、次なる挑戦のステージに入った感覚を持っていて、高揚感がある。 

 

オナ禁の実践にたいする面白さを感じてしまったので、さらなる「効果」の可能性を追求してみたい。

体臭の変化とか、「スーパーサイヤ人効果」とか、「モテ効果」とか、正直まだ胡散臭いしバカらしいと思っているけれども、本当にそれが起きてしまったら、面白すぎないか?自分の研究の素材にもなってしまう物語を、自分の手で作ってもいると考えると、面白すぎる。

だったら、より面白い結末を期待しながら、楽しんでやってみることのほうが、豊かに生きているように思う。

 

そして、修論の執筆にむけたオナ禁研究も精力的に進め、日本におけるオナ禁研究を、アカデミックでも十分価値のあるものとして位置づけられるようにしたい。

 

オナ禁論』のためのオナ禁、それは軸の中心に変わりないのだ。

 

もちろん、今回のリセットにも、幾重のリスク回避の試みと、それにもかかわらずリスクとなるような行為を重ねてきたことが背景にある。自分の異常なまでの性欲や、ストレスへの対処能力の低さは相変わらず課題として残っている。

今日からのステージは、今まで以上に徹底させていくことと、上記の課題(特にストレス対処)に具体的な工夫を積み重ねていく必要があると思っている。

 

【第2ステージにおける徹底ルール】

改めて、第2ステージと位置づける今日からのオナ禁は、以下のことを徹底する。

  • エロ要素に自らの意思でアクセスしない。(迷惑メールのリンクを開いたりTwitterなどで検索したりすることも当然厳禁)
  • 接触れるのはトイレとシャワー時のみ。
  • (ズボン、下着越しなどの)間接的な接触、触れなくとも意図的に何かに摩擦させるなどの行為はオナニーと等しいので厳禁。
  • 夢精はリセット扱いとはしない。ただし、それを誘発するような思考や行為は厳禁(要は、思考や行為を挟む余地がないくらいグロッキーな状態で眠りにつけるのが理想だということ)
  • 異性との性行為はリセット扱いとはしない。ただし、日数のカウントに注を付すこと。(今までこの項目はそもそも必要なかったが、念のため)
  • まずは100日徹底する。(その時点で修論〆切まで折り返しを過ぎているので、そのまま継続することが理想的)

78日目までの記録では徹底しきれていなかった箇所を明記し、より完成度の高いオナ禁で研究活動に勤しみつつ、「効果」を楽しむステージにしたい。

 

次のような工夫をもちながら実践し、ストレス対処にも策をひねっていこうと思う。

・まずは実践の完成度と日数に徹底的にこだわる → 日記は当分これまでと同様に継続

・どうしてもムラムラして仕方がない場合の対処法を実践する → 研究室同期に連絡をして通話する/ロシアンツイスト(腹筋メニュー)orローポジションステップ(スクワットメニュー)を1分取り組む/オナ禁関連資料を読む

 ・50日を越えて安定してきたら、完成度に意識を集中させる → 50日経過以降の日記はその時に判断する

 

長くなった。たぶん、今までで一番長い記事になった。

さあ、新たな第2ステージに。

ひそかにこの記事を眺めてくださっている、名前も知らない同志たち(と勝手に解釈している)に感謝しつつ。