jozkado’s diary

オナ禁を実践しながら『オナ禁論』執筆をする院生の業務報告。執筆のためのメモなど。

16日目——自分の存在と研究の意義とを結びつけろなんて誰も言ってねーよって話

【日記】(20/06/16)

6時20分起床、というか腹痛で起こされた感じ。

腹筋の筋肉痛とは違う内臓からくる痛みはあまり心地が良いものではない。早く治したい。

 

決してパフォーマンスが高かったわけではないが、面談の時間までに何とかネタになる研究計画を作成し、昼過ぎからの面談に臨んだ。

目下悩んでいる2つのテーマの研究について共有することができたが、終わってみて何か決定的に教授の質問に答えていないことに気づいた。

 

指導教員の教授は、どちらの研究テーマに対しても

 

「なぜ、その研究に関心があるのか」

 

「その研究で何を明らかにしたいのか」

 

を問うてきた。

どちらの質問も、結局のところ自分がその研究を行うにあたってどれだけの先行研究リサーチができているか、そのリサーチ結果からどんな「まだ問われていない、答え甲斐のあるリサーチ・クエスチョン」を立てるに至ったかを言語化せよ、というわけなのだが、

 

「この研究と自分の人生・存在とは深く関わりがある」的な、質問の意図を完全に汲みとっていない受け答えをしたと後になって気づいた。

 

いや、いや、いや、そういうことやなく!(後藤田氏ばりに)

 

教授が知りたかったのは、アート・ワールド論と関連づけたデジタルアートの社会学やるにせよ、「オナ禁」論やるにせよ、そのテーマで何が語られていて、現状何が攻め処なのかということでしょう。

 

誰もお前の存在にとってオナ禁が重要なテーマだとか聞いとらんわ。

 

(それはオナ禁学術書を単著で一本だして「あとがき」かどこかで書けばいい話。少なくとも研究進捗段階で求められる話ではない。)

 

と、面談のあと6時間ほど経ってから自分に突っ込みたくなってしまった。たとえラフな面談とはいえ、教授を前にこういう受け答えをしてしまう時点で「あーまだ全然研究進んでないんやな」って一発でわかる。

 

……前を向いて進みましょう。

そう思った貴重な一日だった。体調との相談だが筋トレは明日あたりから再開したい。